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千葉直樹、引退【J特】

03 11月, 11:26, by achakun

数年前から予測していて、
しかも不可避なことはわかっていながらも、
この報せを知ったときには、
下腹をぐっと押されているような鈍痛を感じた。

千葉直樹選手 現役引退のお知らせ≪ベガルタ仙台公式≫
http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2010/11/post-464.html

直樹が仙台のユニフォームを着続けた15年。
それはほぼほぼ僕がサッカーにのめりこんできた期間と一緒。

学生時代、Jリーグが誕生し、
当時の住まいから見に行ける距離にできた、鹿島や柏。
それらを見にスタジアムに行っても、何となく感じた疎外感。
老若男女が”おらがチーム”を誇らしげに思う横で、
そんな姿を羨望を持って見ていた自分。
その感覚は、たぶん小学生時代、宮城球場で大洋やロッテを見ていた時と一緒。
なんで、”おらがチーム”と思えるチームがないんだろうって。

だから、95年、仙台にJリーグを目指すクラブができると聞いた時はうれしかった。
そしてそのクラブに、東北学院高校から千葉って選手が入ると聞いて、
学院出身の僕としては(中2までしかいなかったけどね)、
ものすごく親近感を覚えたものさ。
ついに僕が応援するクラブができたってね。

あれから15年。
その間、いろいろな直樹の姿を見てきた。
・ブランメル時代、CKを任されたながらもまともに蹴ることのできなかったり。
・ベガルタになって、ボランチとして、パスカットしたりされたり。
・CKからヘッドで得点することも増えたり。
・第一期J1時代の選手がほとんど去り、チームの精神的支柱として存在感を増したり。
これまで僕が、ブランメル→ベガルタを見てきたフレームの中に、
必ず直樹はいたなと、しみじみ思いだされるね。

自分は前のJ1時代を体感し、
この経験を引き継ぐべく、
梁や菅井、関口、広大などの後輩に、
必ずJ1の舞台に立たせてやるんだと身を粉にして働き、
ようやくJ1昇格をつかんだ昨年。
そして、J1残留まであと少しまできた今年。
ここまでチームを引っ張ってきた直樹は男だね。

でもまだ直樹には、残留確定という大仕事が待っている。
そして直樹を送り出すチームメートは、
1試合でも早く残留を決めて、
最終節では、直樹を笑顔で送ってあげる義務がある。

直樹は、サッカー選手としてのキャリアに終止符を打つと決めたけど、
まだ今シーズンは終わってはいない。
できる限り直樹のユニフォーム姿を目に焼き付けておきたいと思う。

追記
今日のナビスコ杯、
仙台育英出身で高校時代から直樹のライバルで、
ブランメル同期入団で、お互い切磋琢磨してきた浩司が、
晴れの舞台に立ちそうです。
直樹よりも先にベガルタの戦力外通告を受けて、
選手生命の危機があった選手が、
まわりまわって、広島でファイナリストとして戦う。
そのことにも感慨を覚えるね。