先ごろ2007年のJ各クラブの経営成績が発表されました。
2005年から始まったこのデータの公開、
データが3年分たまったということで、
今年から、従来やっていた、各クラブの経営の状況を、
項目(営業収入とか経常利益とか)ごとに分析するだけでなく、
各クラブごと3年分を時系列で見て行きたいと思います。
今回はその第1回目。
昨年までにJに加盟していた31クラブ全て見て行きますが、
まずは、我が愛するベガルタ仙台から。
■クラブ別経営実績 (単位:百万円)
| 項目 |
2005年 |
2006年 |
2007年 |
| ◆チーム成績 |
|
|
|
| カテゴリー |
J2 |
J2 |
J2 |
| 順位 |
4位 |
5位 |
4位 |
| ◆観客動員 |
|
|
|
| リーグ戦試合数 |
22試合 |
24試合 |
24試合 |
| 総観客数 |
350,544人 |
346,868人 |
352,432人 |
| 平均観客数 |
15,934人 |
14,453人 |
14,685人 |
| ◆経営成績 |
|
|
|
| 営業収入 |
1,607 |
1,609 |
1,543 |
| (広告料収入) |
425 |
440 |
399 |
| (入場料収入) |
655 |
675 |
658 |
| (Jリーグ配分金) |
138 |
117 |
124 |
| (その他) |
389 |
377 |
362 |
| 営業費用 |
1,948 |
1,685 |
1,601 |
| (事業費) |
1,741 |
1,498 |
1,389 |
| 内 選手・チームスタッフ人件費 |
1,091 |
792 |
732 |
| (一般管理費) |
207 |
187 |
212 |
| 営業利益 |
▲341 |
▲76 |
▲58 |
| 経常利益 |
▲162 |
27 |
35 |
| 当期純利益 |
▲162 |
26 |
6 |
| ◆財政状態 |
|
|
|
| 総資産 |
977 |
902 |
777 |
| 総負債 |
556 |
454 |
323 |
| 純資産 |
421 |
447 |
453 |
| 資本金 |
2,328 |
2,328 |
2,328 |
| 繰越利益剰余金 |
▲1,907 |
▲1,880 |
▲1,874 |
ベガルタ仙台は、チームの成績としては、
残念ながらJ2の中位力として、
昇格一歩手前のところで収まる安定感を発揮していますが、
経営的にも、営業収入が16億前後と、比較的安定感を発揮しています。
これは、観客動員が1万5千人程度で安定していて、
入場料収入が6億5千万ほどを稼いでいることが原因でしょう。
ただそれに比して、広告料収入が低いので、
これをどうあげていくかがこれからの経営課題でしょう。
費用のほうは、2006年からガクンと抑えてきてます。
一番抑えているのは選手・チームスタッフ人件費です。
05年と06年比較して約3割の選手・チームスタッフ人件費を抑えてます。
時期的に言えば、都並監督時代からサンタナ親分に変わったときですね。順位がそれほど変わっていないのは、
費用対効果という意味では、頑張っているといえるのではないでしょうか?
費用を抑えた影響で、収入がそれほど変わらない中で、
06年から利益を出せる体質になりました。
ただ、累損(繰越利益剰余金のマイナス)を消せるほどの規模ではないので、
今期、減資を実施しました。
この財務体制の改善が、
より強固な経営基盤作りに寄与してくれることを期待しています。
次回は、Jの中で一番収入が多い
浦和レッズについてみて行きます。
他のクラブの分析は?経営実績時系列の目次

○ランキングに参加しています。クリックでぜひご協力を○